術中体位を理解しよう!~導入~

臨地実習において

非常に大切な「情報収集」

手術看護においても大切です。

手術室でも看護過程の展開はしますよ。

今回は、手術室実習に行くのであれば

「少なくてもここはちゃんと押さえておこう!」

という項目を解説したいと思います。

手術体位

麻酔導入が終わり、

麻酔科医から体位固定(ポジショニング)の許可が出てから

TVで見かける

「これから〇〇の手術を始めます!」

といったシーンになるまで

外回り看護師は非常に多忙です。

 

この時点で患者さんの体位を正しく固定できなければ

褥瘡、神経損傷、皮膚損傷のリスクがあるだけでなく

場合によっては呼吸や循環動態に影響が生じる可能性もあるからです。

更に1度手術が始まってしまうと大幅に体位を修正することは

ほぼできません。

 

手術部位によって術中の体位は異なります。

大きなカテゴリーで分けると以下の4つですが

仰臥位・側臥位・砕石位・腹臥位

この4つの体位を基本形としながらも

手術する部位や手術法、患者さんの体型などによって

微妙に?かなり?体位をアレンジしていきます。

 

患者さんは1人、1人違いますので同じ手術(術式)でも使用する

体位保持物品の数や種類が多少異なるというのは日常茶飯事です。

患者さんの術中体位を整えるのは外回り看護師の役割です。

外回り看護師は場合によって

麻酔科医、外科医と熱い意見交換を繰り広げながら

手早く患者さんの体位を整えます。

 

術中体位は外科医にとって

手術を円滑に進めるための重要なポイントの1つですので

外科医が手術するための体位を整えます。

術中体位で最も重要なことは「手術をするための体位」がとれるかどうかです。

看護師が、「この体位(状態)がいいよ~」と提案したとしても

その体位が手術をするために不適当であれば意味がありません。

 

麻酔科医師と看護師は、

外科医が手術がしやすいような体位を取りながらも

患者さんの呼吸や循環動態、褥瘡予防、神経障害予防を考慮しながら

「どこまで譲ってもらえるか!!」

時には数センチ、数ミリ単位の差までもこだわって調整していきます。

交渉力が求められます。

この調整は非常に大切です。

 

例えば、病棟では褥瘡予防のために

おおよそ2時間毎に体位変換をしたり、

患者さんに応じてエアーマットを使ったりすると思います。

しかし、手術室で適宜体位変換ができると思いますか?

・・・できません。

正確にはできない場合場所が多い!

逆にできる部位は非常に少ない!

ということになります。

さらに、大量の輸液投与や出血、

皮膚と手術台との接触面の湿潤環境・・・

と褥瘡を予防するには過酷な条件がそろってしまう

手術体位・・・・。

では、なぜ数時間もしくは10時間を超える同一体位で手術をうける

患者さんに褥瘡ができないのでしょうか?

 

手術室看護師も頑張ってます!