街中での手袋着用を見て思うこと

“正しい手袋の脱ぎ方”

新型コロナウイルス感染症は

これまでの私たちの生活スタイルや習慣を大きく変えました。

病院に勤務していたものとしては

石鹸と水、手指消毒剤を使って手洗いをする

ということは日常的なものでしたが、

新型コロナウイルスの流行まで街中で

お店に設置された手指消毒剤を使っている

人を見かけることは稀でした。

そして現在・・一度はドラッグストアの棚から手指消毒剤が消え、

そして、街中の至るところに手指消毒剤が置かれるようになり、

老若男女問わず様々な人が手指衛生剤を使っている姿を見かけます。

また、スーパーに勤務される方々、そして買い物に来る人々の中には

未滅菌のゴム手袋を着用している人もいます。

更にはロシアでは公共交通機関を利用する際には

マスクとゴム手袋の着用が

義務化されたとか・・・・。

様々な情報があふれる現代社会の中で、

自己そして従業員の健康と安全を守ろうと

様々な対策を講じている方々の

ご苦労を思うと頭が下がります。

しかし、対策を立てる上で

ぜひとも覚えておいてほしいと思うことがあります。

それは、中途半端に情報を集めて行動しないように

お互いに気を付けていきましょう!ということです。

例えば、前述した “ゴム手袋”

医療関係者も手に薬品、血液や体液などといった様々な感染性物質が

付着しないように着用している必須アイテムです。

私は「街中で使うのをやめよう!」

とは言いません。

いろいろな意見や状況があると思います。

使われるのであれば、自分と他者を守るために

安全に正しく使ってください!」

と言いたい。

確かにゴム手袋は手を汚染させないための有益な道具です。

しかし、ゴム手袋はマスクと同様に

感染を予防する完全なアイテムではありません。

正しく扱わないと感染源、感染の原因になる可能性もあります。

ゴム手袋を正しく脱げていますか?

(病院で実践している)ゴム手袋の脱ぎ方】

 

ゴム手袋を外した後に

手を洗っていますか(手指衛生剤でも可)

ゴム手袋を使っているという安心感から

手洗いを疎かにしてはいませんか?

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また、ゴム手袋は製造工程の問題で

我々の目では確認できないような穴(ピンホール)

がどうしても発生してしまう場合があるといわれています。

我々にとっては目に見えないような穴でも

電子顕微鏡レベルでしか存在を確認できないような

ウイルスにとっては大きな穴です。

 

ゴム手袋をしていたとしても

使用方法や脱ぎ方によっては手の表面に

ウイルスなどの微生物がついてしまう

可能性はあるということです。

更に、ゴム手袋を長時間使い続けていると

徐々に手袋が擦れ、素材が薄くなり穴が開きます。

 

医療従事者(特に手術室)は

このことを知っていて

手袋を2重にして着用したり、

2時間おきに手袋を交換したり、

手袋を脱いだ後は手を洗っています。

 

ゴム手袋を長く使い続けたいからといって

ゴム手袋をつけたままの状態で

手指消毒剤をすり込んだりしていませんか?

意味がありません。

いや、逆にゴム手袋の劣化を早めることにもなります。

更にはいろいろなところをゴム手袋で触っているわけですから

感染源になる可能性も否定できません。

手を洗おう!

目や鼻を触るのをやめよう!

今回の新型コロナウイルスでは

この2つが重要だと思います。

お互いが相手のことを思いやって

この新型コロナウイルスを乗り切りたいですね。